【南インドカレー・レシピ】ラッサムの作り方。胃腸を整える酸味辛いスープの基本のレシピ

カレー, 南インド

インドカレーにはかかせないすっぱ辛いラッサム

インドのカレー屋さんにミールスなどを食べに行くと高確率でお皿に乗っかってるラッサム
お店によってはお代わり自由だったり。
カレーのお供の味噌汁的な存在(と思ってる)のトマトベースの酸っぱくて辛いフルベジタブルのスープです。
体を芯から温めます。
消化促進、胃のもたれをすっきりさせたりする効果があり、胃腸の調子を整えるスープです。
寒い冬に体を芯から温めるのはもちろん
冷たいものをたくさん食べて胃腸が弱りがちな暑い夏にもおすすめです。
下ごしらえが少々手間ですが
まとめて準備してしまえば簡単です。

ラッサムはできたての薫り高いものが最高だと思います!
酸っぱくて辛くてスパイスの香りがガツンとくるスープは癖になります。
お店で出てくる作り置きではなく、できたてのモノを是非是非ご体験してみてください


●レシピレベル

・トータル作業時間:50分程度
作業時間:40分
監視:10分
放置:無
・コストパフォーマンス:★★★★☆
・労力対幸福度:★★★★☆

レシピレベル指標はこちらを参照してください。


必要機材

・18cm程度の蓋付きの鍋
・タマリンドウォーターを作るのに使うザルとボール
・炒めるための道具(私はカレースプーン使ってる)


材料

・茹でたツールダール(下ごしらえを参照) 1/2カップ程度
・ラッサムパウダー(下ごしらえを参照)      大さじ1
・トマト 1個分
●タマリンドウォーター
・タマリンドミート 25gくらい
・お水 380ccくらい
●スパイス類
・ブラウンマスタードシード 小さじ1/2
・クミンシード      小さじ1/2
・とうがらし         2本
・ヒーング            小さじ1/6
・ターメリック    小さじ1/3
・カレーリーフ 10枚くらい
●その他
・お塩 小さじ1弱
・炒め油(ギー) 大さじ1強

※炒め油は消化に良いギーを用いると消化に優しく良いと思います。
我が家では太白胡麻油だったりギーだったりします。
ごま油を使った場合は香り付けにギーを少し入れたりします。


【下ごしらえ】

下ごしらえからまとめてやろうとすると結構手間です。
1と2は、我が家では時間があるときに作り置きしています。
これさえやっておけばトマトを刻んでスープにするだけなので簡単ですね。

必要な準備は
1,ツールダールを煮込んで柔らかくしておく(45分くらい)
2,サンバルパウダーを作っておく(60分くらい)
3,タマリンドウォーターを準備する(3分くらい)
4,野菜を切っておく(20分くらい)
各工程をまとめておきます。


ツールダールを煮込んで柔らかくしておく

豆を煮込んで柔らかくしておきます。
おしるこ食べる前に小豆を煮込んでおくのと似ていますね(?)
別記事にまとめておきましたのでこちらを参照くださいませ。
私はサンバル3回分を一気に煮込んでジップロックコンテナで冷凍保存しています。


ラッサムパウダーを作っておく

ラッサム用の合わせ調味料を準備しておきます。
作っておけばトマトを切ってスパイスのテンパリングをして
サッサッと振り入れたら良いので楽ちんです。
別記事にまとめてありますので参照ください。


タマリンドウォーターを準備する

【材料】
タマリンド 25gくらい
ぬるま湯 380cc

市販の「タマリンドペースト」だと味がぼやけてしまって美味しくできないです。
可能であればタマリンドミートが断然おすすめです。
ペーストの場合はこの工程はスキップしてお水に溶いて終わりです。
別記事にまとめましたので参照してください。


トマトを準備する

トマトはざく切りにしておきます。

他に大根やオクラなどを入れても美味しいです。
今回は基本のレシピを記録しておきます。


 

今回参考にした本のご紹介

南インドで筆者が実際に教わったレシピが掲載されています。
てとても本格的ではあるけども基本家庭料理、毎日食べられるレシピが満載です。
インド料理のレシピ本では珍しいチェティナドゥ式のレシピが数点掲載されています。
超手間暇かかる手の混んだレシピから
忙しい時にでも作る気になれる簡単なレシピまで幅広く多数掲載されています。


作り方

[工程1]スパイスのテンパリング(マスタードシード)

鍋に炒め油(大1強)とマスタードシード(小1/2)をいれて鍋のフタをして熱していきます。
火力🔥弱火~中火

蓋をして熱しているとマスタードシードがパチパチと弾ける音が聞こえてきます。
音が聞こえ始めたところで火力🔥弱火に(強いと焦げます)
そのまま熱してパチパチが収まるまで蓋をして待ちます。(監視放置 1分程度)

弾けきるとこの通り。鍋の中に飛び散ってます!(蓋をしないと大惨事に)


[工程2]スパイスのテンパリング(唐辛子、クミンシード)

火力🔥弱火のまま
クミンシード      小さじ1/2
とうがらし         2本
を鍋に加えます。

軽く混ぜてクミンシードの香りがしてくるまで火を通していきます。
クミンシードが黄色(元の色)からほんのり狐色に色づく頃が目安です。


[工程3]スパイスのテンパリング(ヒーング、ターメリック)

火力🔥弱火のままで
ヒーング            小さじ1/6
ターメリック    小さじ1/3
をいれます。

軽く混ぜてオイルとなじませます。

ヒーングに火が通って、硫黄っぽい臭さ(温泉のアレ)が消えたら次の工程へ(必要な時間は数十秒です)


[工程4]ざく切りトマトを投入して炒める

ざく切りのトマトを加えます。
火力🔥弱火~中火(焦がさないように!)
トマトを潰して水分を飛ばすように炒めていきます。

上の写真のようにモッタリペースト状になったら次の工程に進みます。


[工程5]スープとして仕上げていく

カレーリーフ 10枚くらい
タマリンドウォーター
茹でたツールダール 1/2カップ程度
お塩 小さじ1弱

を加えてスープとして仕上げていきます。

もうここまでくるとほぼラッサムですね!


[工程6]仕上げの香り付け

最後に香りの決めてのラッサムパウダー(小さじ1)と
ギー(香り付け分量外、ティースプーン1杯位)
を加えて軽く混ぜたら


[完成]

できたての薫り高いラッサム。
くせになります。
大根などの野菜を一緒に煮込んでも美味しいですよ。

おつかれさまでした!

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