【JD RAZORキックボード改造】買ってソッコウでばらす④(ベアリングの交換)

キックボード, チューニング

JD RAZORの純正ベアリングをNSK(日本精工)製ベアリングに交換する

 

こんにちは
とりぷんです。
今回はJD RAZOR-MS105の純正ベアリングを高精度高性能な国産品に交換します。
大人のキックボード最近流行ってますね。
移動の足として十分に機能するキックボードにしましょう。
専用品よりも安い工業用ベアリングを流用してコストをかけずに仕上げます。


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●部品選定

・メーカー選定

メーカーはミネベアミツミ、NTN、などあるが、入手性の高さから今回は日本精工(NSK)を採用する事とした。
専用に販売されているチューンドベアリングは一粒1000円超が相場であり、コストメリットが無いので今回は除外。
NSK製であれば入手性もよく、性能は産業界のお墨付き。価格も一粒200円程度でありコストメリットも十分。

・型番選定

純正ベアリングの寸法を計測したところ

外径:22[mm]
内径:8[mm]
厚み:7[mm]

上記の寸法に合う製品をNSKのカタログより選定した。

①NSK社製 608ZZ
特徴:メタルシールドが入った純正形状と同等のもの。

②NSK社製 608VV
特徴:非接触のゴムシールが入ったもの。
メーカーによるとこちらのほうが防水性能が高いらしい。
若干高価である

今回はこの2製品を選定した。
①であれば4個(1台分)で送料いれても700円以内
②でも1000円前後である。専用品よりは遥かに安価にチューニングできる。
早速発注

左:608ZZ,右608VV、ZZの方はインドネシア製、VVの方はJAPANと刻印がある。
今回は①608ZZメタルシールド品を組み込んで見ることとする。

・必用工具

・5mm六角レンチ 2本

 


●作業

・車輪及びベアリングの取り外し

【JD RAZORキックボード改造】買ってソッコウでばらす①(車輪とベアリングの取り外し)
の「作業手順」の通り車輪の取り外し、ベアリングの取り外しまで行います。

JD RAZOR-MS105とJD RAZOR-MS105A2はリアタイヤの固定方式が若干違います。

MS-105のリアタイヤ取り付け部分

リアユニットの取り外しの必要はなく、車体から直接車輪を取り外しましょう。
工具はネジの両側に入れて、片側固定、片側を回します。

・ベアリングの比較

左:NSK、右DJ純正

DJ RAZOR純正ベアリングにはDJの刻印がある。JDじゃないのか・・・
日本精工のものにはNSKの刻印、インドネシア製らしい。

単品の空転の感覚は
DJ :回転こそ軽いが高回転でのブレを感じる。
スピードを出したときに失速しそうである。
NSK:低回転から高回転までブレを感じない。
非常にスムーズである。これは期待ができる。

・ベアリングへの注油

いつもの円陣家至高のGLISIN LGをダストシールの隙間から染み込ませてなじませておく

・[円陣家至高] GRESIN[LG] (グリシンエルジー) 液体状のグリス 50ml EGY20
ベアリングの差をベンチマークしたいので隙間に流し込んで手で馴染ませる程度とする。


今回はグリースの入れ替えは行わないので空転時間に関してはおそらく変化がない。

快速キックボードにしたい方は前記事の
【JD RAZORキックボード改造】買ってソッコウでばらす②(ベアリングの分解とチューニング)
を参考にしていただければと思う。純正グリースを洗浄して潤滑油を入れ替えちゃいましょう。

今回は前後ともに一手間加えたら組みます。

今日も猫に監視されてる。。。。。
何してんだこいつ・・・・・

・組み立て

もとの状態に組戻してあげます。
組む順番は

[ネジ]
[車体の取付部]
[カラー]
[車輪]
[カラー]
[車体の取付部]
[ネジ]

の順です。

ピンぼけですけど。順番はこんな感じです。

ネジは外れないようにそれなりに締めてあげましょう。
全力で締めるとネジが壊れます、弱すぎると緩みます。
自信のない人はトルクレンチを使いましょう。
M5ネジなので3Nmくらいで十分です。
私はテキトーです。L字の六角レンチがすこーしだけシナルくらいの締め加減です。

前後組み付けたら早速乗ってみましょう。


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試乗

簡単に感想というか、なんというか
蹴り出しこそそんなに変わらないような気がしますが

スピードが乗る!

失速感のなさがなにかアシストされているかのようで楽しい

ひと蹴りが伸びる!

一所懸命けらなくてもどんどん進む!ひとけりでどこまでも!(ではない)

路面が荒れてないところであれば失速しなくて超楽しい!!!!

まさに滑るような感覚になりました。

 

さすが産業界のお墨付きの部品。
移動の道具としてかなり良い完成度になった気がします。
耐久性に関しても申し分の無いものなのでしょう。
引き続き経過観察してみます。

日常的にキックボードつかうorいじるのが好きな方はこれはやらない理由がないのではないでしょうか
MS-105A2の方もそのうち交換してみようか・・・・・

(続)


 

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